2013年12月 4日 (水)

Peacenic 2013 〜おか と はた〜

2

幼馴染みの少年少女達が

オモチャの飛行艇 愛称エディフォール号を片手に自由奔放に操縦し

雲一つない大空を駆け抜ける

「 ブゥ------------ンッ ヴァ----------------------ン プシュ-------------ッ 」

そんな夢中なって はしゃぎ廻る笑い声が

今にも聴こえてきそうな いつものゴルニュテの丘

飛行艇エディフォール号の行く先は

少年少女達の思い描くまま 気の向くまま

評価も無ければ責任も無い

大好きだから どこまでも遠くへ飛ばす

きっと僕らの夢の始まりも

そんなトコロだったのでしょう

友達思いのリーダー格 ネマインン

おてんば娘の カタルチヤ

音楽好きな少年 ヨルファン・ペティカ

ませた澄まし顔で おしゃまなメーチェル

桃色に染まる一番星が煌めく黄昏時に丘の真ん中で

みんなの宝物をタイムカプセルに入れて土深く埋める

この揺るぎない今の気持ちを封印するんだ

いつか観た憧れの友情映画「エヴィチーノ」の名場面を真似して

血の契りで誓い合う

約束しよう

僕らの子どもの世代が産まれたら

この丘に旗をたなびかせて掘り起こそうよ

時は流れ少年少女達は いつしか大人になり

それぞれの生き方を選んだ

譲れない哲学に喧嘩別れもしたコトもある

西へ東へ 北へ南へ 散り散りに・・・

遥かな異国へ旅立つ仲間たち

ひとりは高層ビルが建ち並ぶ大都会 ビザヌデンタークへ

ひとりは赤道付近に浮かぶ熱帯のドルネオ島へ

ひとりは雪の降り積もる街 マッタンツティラへ

そして ひとりは産まれ育った町 モント・ボミュシャワに残った

第二の故郷

新たに産まれた家族にも恵まれ

慣れない場所での暮らしにも愛着がわく

どんなに離れていようとも健康で元気であってくれれば

それだけでいい

めまぐるしく変化する世の中

“ 人は闇を開拓し 光を追い求めていった挙げ句の果てに

眩しすぎて大切なモノが見えなくなり

心の奥底に広がる暗黒を彷徨うようになった ”

人類最古の環境破壊は農耕

人類最古の生態系破壊は家畜

発展途上国との不平等な輸出入貿易

利権を買い占め枯渇する化石燃料

決して開けてはいけなかったパンドラの匣 原子力

先進国が影響を与えている世界の裏側で多発する天変地異

7分に1種が絶滅してゆく動物や植物や昆虫達

人間と人間とが殺し合う戦争経済

知れば知る程に腐った不条理 矛盾 インチキに打ち拉がれる

悔しさで眠れなくて枕を濡らす夜 

異国に暮らす人々の涙を踏みにじり犠牲の上に築かれた目先の幸せ

そんな道理が許されるわけが無い

どんなに文明が発展しようとも どんなに科学が発達しようとも

守りたい美学がある

金を儲けるヤツが 後先考えずに

魚を乱獲するヤツで

お金を稼げないヤツが 狩りに出ても

獲物を1匹も捕らえられないヤツだとしたら

どっちにも なりたくはないね

おか と はた

今はまだ誰も知らないトコロで

カタルチヤと その子どものエマとヤポイが

裁断ばさみで布を丁寧に切り始める

独特の「 ジョキッ ジョキッ 」という音が小さな部屋に鳴り響く

窓から射し込む自然光の明りと揺れる淡いカーテン

ふんわりしたピンクッションには可愛い花柄のまち針が咲き誇り

唾で濡らした糸を縫い針の穴に通す

布と布とを手繍いで繋ぎ合わせ

裏庭にひっそりと落ちて たたずんでいた枯れ枝を 大切に拾い

紐を結んで くくりつける

こうして誕生した旗は 眼には見えない紋章が誇らしく刻印され

左の薬指に指輪の輝く繊細な手から

肌が荒れた働き者の大きな手

太陽の光が透ける稚児の手へと紡がれてゆく

過ぎ去りし日の家族で経験したみたいなピクニックで

その日を迎えよう

言葉から言葉

手紙から手紙

想いから想いへ

これまで出逢った友達に

便りを届ける

かけがえの無い 約束の丘ゴルニュテへ

産まれ育った故郷 モント・ボミュシャワでは

世界に誇れる理想の町づくりを志していた

48歳と若くして当選を果たしたウディバリ州知事は

「働くコト それは大人の本気の遊びだ」

を合言葉に民間企業と協力して町の再開発に尽力する

働くというのは なにも仕事だけではない

食事の支度や部屋掃除 洗濯物を干したり子育てや教育といった

何気ない日々の生活にこそ歓びがあると提唱し

暮らしの支援もしていた

海岸線を走る太陽光発電を搭載した再生可能エネルギーの列車に揺られて

山間部を移動する家庭用廃油の循環型エネルギーで動くバス

自給自足エネルギーで生活する地域社会

潮風に乗って翼を広げたドゥワドゥワ鳥が宙を舞う

今日は散歩するには

もってこいの晴れた日だ

真っ白い大きな紙に色彩クレヨンで

自由にお絵描きして作った感性溢れる衣装で

とびっきりお洒落した羽根の生えた天使のような子ども達の大行進

ドレスコードは “ 楽しむ心 ” を胸ポケットに携えて

あの頃に感じた同じ匂いの風が吹く青い空の下

懐かしい顔ぶれに手を取り合って歓ぶ者や

抱き合って戯れ合う姿

何だか照れくさそうに再会を果たす友の光景

広がる草原にチェック柄のウールのラグマットを敷いて

ネマインンは立派な大樹をよじ登って枝々の間にタルチョを渡す

そのまま大空に溶けてしまいそうな

青だけの世界に抱かれて

思いがけず親密になった太陽に触れようと空中に手を伸ばす

それぞれ手料理は持ち寄りで

隠し味には群生するローズマリーを摘んで ほのかに香りづけ

メーチェルは永い冬の街マッタンツティラの家庭で受け継がれるお菓子

貴重な蜂蜜がたっぷりと染み込んだ焼きたてのケーキを

木のお皿にナイフとフォークを添えて振る舞い

古来より南国のドルネオ島に伝わるカードゲームを教えるヨルファン・ペティカ

エマとヤポイ達は

季節外れのタンポポの綿毛に息を吹きかけ軌跡を追いかける

髪の毛グチャグチャ

裸足になって泥んこまみれ

遊び疲れたら木陰のハンモックで少しだけオヤスミ

耳を澄ませば おぼつかない指で音階を奏でるカリンバの音色

花飾りのゲートなんてのがあっても素敵だね

浮かびあがる遊びの発想は膨らむばかり

長い時間 離れて暮らしていても 逢えば “ 君の笑顔 ”

たったそれだけの事柄で全てが癒される

愛だとかさ 平和だとかさ 夢だとかさ 想像だとかさ 表現だとかさ

恥ずかしがるコトはない

自由に語り合おう

あちこちで創られる人間の輪 環 和

価値観の違う人とも仲良くする

価値観の合わない人とは来世で仲良くする

それでいいじゃん

僕らには信条がある

笑わないで聴いて欲しいんだ

たった一人の子どもの意見にも真摯に受け止める

子どもは子どもなんじゃなくて

小さな人間なんだ

黄昏時

煌めく一番星を見つけたのはメーチェル

あの日を彷彿とさせるような遠くの空が桃色に染まる

丘の中央からタイムカプセルが掘り起こされた

宝物が何だったのかは記憶の断片でしかない

中からは昔の古い8mmフィルム

太陽が西の方角に沈み 三日月とともに夜が訪れて

ゆらゆらキャンドルが灯される

漆黒の暗闇に純白のスクリーンが張られ

3・・・2・・・1・・・

カタカタ回転する連続した写真が焼き付いたセピア色の磁気テープは

魔法仕掛けのメリーゴーランド

映写機で投影された3分48秒の追憶の日々は

刹那が永遠となり 大切な事を思い出した

そう知らなかったんじゃない 忘れていただけなんだ

誰だって覚えている

忘れがちだけどさ 誰もがみんな 澄んだ瞳をした子どもだった

ネマインンはノスタルジックな世界の住人になりたくて

光源の向こうへと後先も考えずに飛び込んだ

見よう見まねで あらゆる動植物に七変化する影絵の群像劇を披露する

不意にヨルファン・ペティカが刻んだカホンの律動

「 トゥーツクッ トゥーツクッ トゥーツクッ トゥーツクッ

トゥーツクッ トゥーツクッ トゥーツクッ トゥーツクッ 」

軽快に口ずさむ

それに呼応するかのように自然と肩が弾みだし

陶器の皿 白ワインの瓶 木製の机 足踏み

そこらじゅうにあるモノは何でも楽器だ

次々と ありとあらゆる身の回りのモノを叩きだす原始のリズムに高鳴る鼓動

一夜にして現れ 一夜にして消える

楽園は この地上に まごうこと無き存在したのかと信じてしまいそうな

小高いゴルニュテの丘で

多種多様な価値観の言葉なき言葉 文字なき文字の対話 “ 叩く ” によって

理屈では到底 説明するコトのできない宇宙の波動を解き放つ

惜しみない拍手が鳴り止まない

音楽にしかできないコトってあるよね

本能のままに踊って 雄叫びをあげ 笑い転げて

そうさ僕たちは野生のニンゲン

生命力が織りなす上昇気流に

かすかに旗が たなびいた・・・・・・

ステージの巨大スクリーンを解体する時

辺りは誰が誰だか分からない程の真っ暗闇になり

ふぅと見上げた夜空の天体を

「 星が すっごい綺麗だね 」と男同士で話していたネマインン

妙な気持ち悪さと少年の頃の心を思い起こす甘酸っぱい記憶が入り混じった感情が甦り

嗚呼 僕らは この瞬間の為に頑張ってきたんだなと確信した

人生において 今日という日が完璧だったと呼べる

そんな風に想えるたった一日

人は人と巡り逢う奇跡のために今を一生懸命に生きているのかもしれない

子どもの子どもの

そのまた先の未来を歩む子ども達へ

人間の事が解らなくなってしまったのなら

書物に例えて最初のページと最後のページだけを読めばいい

それは至極ありふれた愛の叙事詩に過ぎないのだから

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W o r d s b y  伊㔟谷 千裕

REBIRTH PROJECT http://www.rebirth-project.jp/

Peacenic公式FB https://www.facebook.com/Peacenic.festival

絵本をお求めの方は

Online Shop http://shop.rebirth-project.jp/products/detail.php?product_id=233

2012年12月 2日 (日)

「ほんの小さな物語」クリスマスプレゼント企画

吐く息は白くなり 街が色づき始めた12月

密かに書き溜めた物語に谷村友の普遍的な世界観の挿絵を添えた

手作り絵本「ほんの小さな物語」を

大切な人へのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか??

Photo

絵本の内容は

旅立つ仲間 夢を追いかける女性 10年ぶりに再会の友など

たった一人の為に書き綴り 贈った物語9話を集録

日常に散らばっている忘れがちな小さな感動

見落としがちな歓び

どんな状況でも決して諦めない一筋の光り

言葉のカケラを拾い集めたような世界感に

谷村 友の時代や国境を感じさせない

普遍的な絵に惚れ込み挿絵を依頼

一冊 一冊 心を込めて製本された

50ページにも渡るハードカバーの手作り絵本

人類は70億人を越え

その全てに人の手元へという願いを込め

10桁のシリアルナンバーを刻印

谷村友のHP

http://yanyuu.net/

伊勢谷千裕のTwitter

https://twitter.com/ChihiroIseya

 

そしてキュレーターや各分野の方に相談した結果

一冊一冊が丹精に心を込められた手作りであり

書籍ではなく作品という高い評価をいただき

絵本は一冊¥6000という値段を付けさせていただきました

大切な人と過ごすクリスマス

「ほんの小さな物語」が

温かい時間のお力添えになれば幸いです

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ご希望の方は上記項目を記載のメールを下さい

siberian_iris@mac.com

入金を確認後に発送いたします

締め切りは12/20(木)までに

  入金確認できた方までとさせていただきます

絵本¥6.000 + 送料(下記参照)

※振込手数料をご負担ください

三菱東京UFJ銀行

店番640 綱島支店

普通口座 2

口座番号 4547671

振込先 イセヤ チヒロ

ヤマト運輸

北海道

¥1060

青森県 秋田県 岩手県

¥740

宮城県 山形県 福島県

¥640

茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県

千葉県 神奈川県 東京都 山梨県

¥640

新潟県 長野県

¥640

静岡県 愛知県 三重県 岐阜県

¥640

富山県 石川県 福井県

¥640

大阪府 京都府 滋賀県

奈良県 和歌山県 兵庫県

¥740

岡山県 広島県 山口県

鳥取県 島根県

¥850

香川県 徳島県 愛媛県

高知県

¥950

福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県

大分県 宮崎県 鹿児島県

¥1060

沖縄県

¥1160

2012年9月 8日 (土)

「ほんの小さな物語」手作り絵本 製本風景

印刷されたばかりの原稿は温かい
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トカトントンッ トカトントンッ
自作の製本キットで美しく仕上がるようになった
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一冊一冊 心を込めてミシンで縫い上げる
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糊を塗る この工程が妙に好きだった
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数々のアート書で重石
なんだか贅沢だね
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シンメトリーを描く 長いカヴァーも
この絵本の魅力の一つ
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産まれたばかりの この子は誰の手元へ・・・
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記念すべきシリアルナンバー0000000001は
母の元へと旅立ちました
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                                                         by 伊勢谷 千裕

 

2012年8月27日 (月)

「 ほんの小さな物語 」 絵本出版パーティー

 2012.9.13(thu) OPEN 19:00 〜 CLOSE 23:00
 at トラットリア・カフェ 『ミシン』
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                                                  挿絵  谷村 友

 眩しかった夏の太陽も 少しずつ 少しずつ
 西の水平線へ沈む刻を早め
 秋の気配を感じさせる今日この頃
 7年程前から 密かに書き溜めた
 旅立つ仲間 夢を追いかける女性 10年ぶりに再会の友など
 たった一人の為に贈った物語9話に
 谷村 友の時代や国境を感じさせない
 普遍的な絵に惚れ込み挿絵を依頼
 一冊 一冊 心を込めて製本された
 50ページにも渡るハードカバーの手作り絵本
 この度 ささやかな出版記念パーティーを
 開催させていただける事となりました
 大切な皆様と 同じ時を共有する事ができましたら
 この上ない幸せ者です

                                                         by 伊勢谷 千裕

 Door¥2,500-
 ・手作り絵本
 ・ミシンさんが用意した軽食付き
  ※無くなりしだい終了
 ・1ドリンク付き
 ※夫婦や同棲している方のように
  一家で一冊の絵本をご希望の方は
  お一人様が絵本代込みの¥2,500
  もうお一人様は1ドリンク代のみの¥500の来場も可
  中学生以下は無料
 ※当日はミシンさんでお好きなフード・ドリンク・デザートを
  キャッシュオンで注文も出来ます
 ※小さなお子様をお連れの方や
  妊娠中の方の来場も予想される為
  喫煙は外のテラス席のみとさせていただきます

 ・どなたでも ご参加できます
  ドレスコードは胸ポケットに“楽しむ心”

 谷村友
 http://yanyuu.net/

 カリンバ奏者Sageの演奏
 Blog
 http://mizukaneno-oto.blogspot.jp/
 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=t7eyRmHBbrY

 
 ツル楽団 turuのアコースティクLIVE
 HP
 http://www.turugraphy.com/turugraphy.com/HOME.html
 YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=vxK-0ALv5oQ&feature=relmfu

 

 feel's candle
 http://www.feelscandle.com/

 コスチュームデザイナーであり
 野外音楽フェスCampsオーガナイザーであり
 トラットリア・カフェ 『ミシン』のオーナー屋島裕樹
 facebook
 http://www.facebook.com/hiroki.aka.okushi

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 19:00  Open

 20:00  挨拶

 21:00  カリンバ奏者Sageの演奏
   

 22:00  ツル楽団 turuのアコースティクLIVE

 23:00  Close

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 トラットリア・カフェ『ミシン』
 〒154-0002
 東京都世田谷区下馬1-37-7
 TEL : 03-5758-5990
 mishin@famrhythm.com
◆fairgroundのHP
 http://fairground-web.com/feature/report/post3249/
◆facebook
 https://www.facebook.com/trattoriamishin
◆食べログ
 http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13139515/

Photo

○電車でのアクセス
 田園都市線 三軒茶屋駅から徒歩12分
 東急東横線 祐天寺駅から徒歩15分
 田園都市線 池尻大橋駅から徒歩12分

○バスでのアクセス
 渋谷駅発
 21 22 23乗り場
 渋谷31 32 33 34系統
 駒繋小学校入口(こまつなぎしょうがっこういりぐち)下車
 徒歩1分

 都立大学駅発
 渋谷33 34系統
 駒繋小学校入口(こまつなぎしょうがっこういりぐち)下車
 徒歩1分
 1時間に2本程度なので ご注意下さい

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